借金の返済がきつくなってきたときにやるべき3つの行動とNGな4つの行動

借金の返済がきついと感じたことはありませんか?

個人間の借入の場合ルールは都度異なりますが、消費者金融や銀行などからの借入ともなれば、必ず利息が付くことになります。利息というのは、借入金額が膨らめば膨らむほど、そして返済までの期間が長くなれば長くなるほど、きつくのしかかってくるものです。そのため、どれだけ頑張って返済しているつもりでいても、まるで元金が減っていないなんてことも起こります。

この記事を読んでいる方は、おそらく、こんな状態になっているのではないでしょうか。

「いまはまだ返済ができているけれど、今後も問題なく続けられるか不安」という方
「返済がきつくなってきていて、滞納しそう」という方

そして「すでに返済が滞り始めていて、このままではまずい」と感じている方

どの状況でも、このまま放っておいたらいつかどうにもならなくなってしまう危険性があります。

そこで、この記事ではこれ以上の返済がきつい状態にあると思われる8つのケースや、返済がきついと感じてきたらまずやるべきこと、そして、返済がどれだけきつくても絶対にやってはいけないことをそれぞれご紹介します。ご自身の状況と照らし合わせて、この後どうしたら良いのかを知るヒントにしてください。

当てはまったら要注意!これ以上の借金返済がきつい8つのケース

まずは、現在の危険度を知るためにも、これ以上の借金返済がきつい状態にあると思われる8つのケースについて見ていきましょう。危険度のレベルが軽いものから順に次のようになっています。

危険度1 借金を返済すると家計が赤字になる
危険度2 ボーナスなど近々軌道修正できる見込みがない
危険度3 返済のために借り入れをしている
危険度4 借金総額が年収の3分の1を超えている
危険度5 残高不足で返済日に引き落としされなかったことがある
危険度6 返済を何度も滞納している状態
危険度7 督促や取り立てがきている
危険度8 債権者から訴えられた

あなたは今どの危険度にいたでしょうか?
それぞれ詳しく解説します。

危険度1:借金の返済をすると家計が赤字になる

返済により毎月家計が赤字の状態になっている方は、危険な兆候があります。まだまだ貯蓄に余裕があるうちや、一時的な赤字であれば問題はありませんが、毎月当たり前のように家計が赤字になっていて、貯蓄に余裕がないという場合、借金を返済するためにあらたな借金をしてしまったり、返済日に入金してすぐまた返済した分を借り入れてしまったり・・・と、元金がいっこうに減らない状態が続いたり、さらに借金が増えてしまう危険性があります。

そのまま借金が増えてしまうと本当に支払ができなくなってしまいますので、早めに対策をするようにしましょう。

危険度2:ボーナスなど近々軌道修正できる見込みがない

一時的に家計が赤字になってしまっても、ボーナスなど近々軌道修正できる当てがあれば、家計を立て直すことができます。しかし、アルバイトやパートでボーナスはない雇用形態の場合や、自営業で収入に波のある仕事の場合、借金が膨らんでいく危険性が非常に高いです。この先の危険度に進んでしまう前に対策を考えましょう。

危険度3:返済のために借り入れをしている

返済のために借り入れをしている状態は、雪だるま式に借金が増えていってしまうリスクがあり、非常に危険な状態です。生活費の不足分や、急な出費を賄っている程度の借金であれば問題ありませんが、返済のために借り入れをしている状態は赤信号に近い状態と言えるでしょう。

危険度4:借金総額が年収の3分の1を超えている

借金整理をするひとつの目安でもある状態として、よく「借金総額が年収の3分の1を超えている」ことが挙げられます。

通常、カードローンなどで借り入れをする場合、返済能力を超えた過剰な貸し付けを防止するために、年収の3分の1以上の借入はできない「総量規制」というルールが設けられています。
個人間の借り入れなどの場合はこの総量規制に該当しませんので、借金の内容によっては、気が付かないうちに年収の3分の1を超えてしまっている方もいるかもしれません。

ここまで借り入れが膨らんでしまっていると、今の収入では返済できない可能性が高く、できるだけ早く根本的な解決を目指す対応をする必要があります。

危険度5:残高不足で返済の引き落としされなかったことがある

たまたま返済期日を忘れていたというだけであれば問題はありませんが、返済日までに銀行口座にお金を用意できなかった経験がある方は要注意です。すでに収支は赤字の状態ですし、切り崩す貯金もない状況ですので、このままでは滞納が続くことになりかねません。一刻も早く収支の改善をする、もしくは身近な人や専門家への相談をするようにしましょう。

危険度6:返済を何度も滞納している状態

返済期日の滞納を1度だけではなく何度も滞納しているのは、赤信号の状態です。特に、連続で支払いが遅れていて滞納がいまだ解消されていない場合、債権者からいつ一括返済を求められてもおかしくはありません。

借金の滞納がある状態はすでに事故情報が掲載されている(=ブラックになっている)状態です。今後新たな借り入れもできなくなりますし、事故情報が抹消されるには、滞納を解消してから一定期間を経過しなければいけません。すぐに専門家等へ相談をしてください。

危険度7:督促や取り立てがきている

貸金業者等への返済が一定期間滞れば、督促や取り立てが来ます。最初は電話で連絡が来る程度ですが、それでも滞納が解消しない場合、郵便物による督促が行われ、放置していると職場などに電話が行くこともあります。貸金業者は職場などに連絡を入れる際、どういった理由で電話をしたのかを容易に告げることができないため、借金督促の電話だとその場でバレてしまうことはありませんが、突然知らない人から職場に電話がかかってくると、当然職場の人に何かあったのかと怪しまれてしまいます。

ご自身だけでなく周囲にまで借金問題が悪影響を及ぼすことになりかねませんので、急いで専門家へ連絡をしてください。

危険度MAX:債権者から訴えられた

滞納が続いていて、かつ連絡も取れない状況が続くと、債権者は裁判所を通じた法的手続きへと着手してきます。裁判所から封筒が届いた場合、そのまま無視をしていると債権者の請求通りの額を支払うよう裁判所から命令されます。ここまでくると次は、強制執行、つまり「差押え」です。

自身の銀行口座や給与などを強制的に差し押さえられてしまう可能性がある非常に危険な状態なので、すぐに専門家へ相談し、対応をするようにしてください。

借金の返済がきついと感じたらまず始めにやるべきこと3つ


借金の返済がきついと感じたら、まず始めにやるべき3つの対策方法をご紹介します。
具体的には以下のとおりです。

①家計を見直して支出を減らす
②収入を増やす
③専門家に相談する

家計を見直して支出を減らす

家計を見直して支出を減らすことは、当たり前なようですが、実際にはやっていない方がたくさんいらっしゃいます。特に、水道光熱費といった固定費の削減、使っていないサブスクの解約、食費などの節約を行うことで、浮いた支出を返済に充てることができます。

追加で借り入れをすることなく、とにかく滞納さえしないことにさえ注力していれば、必ず借金は減っていきます。あまり滞納が続くようだと、遅延損害金が発生しますし、場合によっては一括返済を求められることになり非常に危険です。家計を見直すことで資金を捻出できる余地があるのであれば、まずは家計簿をつけることからはじめてみましょう。

収入を増やす

現在の職場で賃金が上がればもちろん言うことはありませんが、そのためには、自身の業務のスキルを上げなければいけませんし、ポストが空いておらず、なかなか上に上がれないという会社の事情などもあるでしょう。

昨今では、様々な方法で副収入を得ることが可能な時代となりました。
会社の規則を確認した上で、副業を行うことで収入を増やすことができれば、返済苦から脱却できる可能性がぐっと高くなります。フリマアプリを活用したり、データ入力などの簡単な在宅ワークをしたり、といった比較的始めやすいものもあれば、ライティングや動画編集といったスキルを持っている方は、それを武器に副収入を得ることもできます。本業の合間を縫いながら、自分の得意なことをお金に変える方法を探してみましょう。

また本業に支障のない範囲内であれば、アルバイトをするというのも選択肢の1つです。無理のない範囲で収入を増やす方法を考えてみましょう。

専門家に相談する

借金の返済が滞りそうなほど厳しくなっている場合は、司法書士や弁護士といった借金問題の専門家に相談するのも良い方法の1つです。債務整理をすることで、毎月の返済計画を見直して月々の返済負担が軽減されたり、以降の利息をカットしてもらったりと、無理なく返済が続けられるように専門家が債権者と交渉をしたり、法的手続きで借金を圧縮したり、免除してもらったりするなど、借金問題を根本から解決します。

また、専門家に手続きを依頼した段階で、いったんは返済がすべてストップするため、極端な話をすれば相談をしたその日から督促に悩まされることがなくなります。ただし、債務整理にはデメリットも存在するため、正しい理解をしてから手続きに臨まなければいけません。たとえば、数年間は新たな借り入れができなくなってしまう、手続きによっては保有資産を失うことにもなります。こういった債務整理のメリット・デメリットについて正しく理解するためにも、借金の返済がきついと感じたら、早々に専門家へ相談に行くことをおすすめします。

返済がきつくても絶対にやってはいけない行動4つ


では最後に、返済がきつくても絶対にやってはいけない行動を4つご紹介します。
具体的には以下のとおりです。

①借金を放置する
②返済のために新たな借り入れをする
③ギャンブルで一攫千金を狙う
④未登録業者(闇金)の利用

借金を放置する

借金をそのまま放置をしていると、どんどん事態は悪い方向へ進んでしまいます。督促の連絡を無視し続けていると、自宅や職場へ連絡が来ることもあります。また、本当に在籍しているのか?住んでいるのか?といった確認をするために実際に足を運んで調査を行うこともあります。

それでも借金を放置していると、借金の一括請求をされ、その次は裁判手続きへと移行し、最終的には個人の財産を強制的に差し押さえられてしまいます。そうなると預金口座はもちろん、給与まで差し押さえられてしまう危険があります。裁判になっても放置していると、債権者の請求通りの金額が認められ、後から交渉をしようとしても覆すことはできなくなってしまいます。さらに、強制執行を行う際は、借入元金だけでなく膨れ上がった遅延損害金や手数料までが回収の対象となるため、言葉の通り無一文になってしまいかねません。もう見て見ぬふりをしてしまいたいくらい借金が膨れ上がってしまったら、放置せずに専門家へ相談をしてください。

返済のために新たな借り入れをする

返済のために新たな借り入れをする行動は、問題を先送りしているだけに過ぎません。借金というのは、借入額が多くなればなるほど利息の金額も大きくなります。新たな借り入れをすれば、それだけたくさんの利息を支払わなければならず、いつまでたっても借り入れ元金が減らないなんて事態に陥ってしまいます。となれば、後は限度額いっぱいまで借り入れてしまうことが目に見えていますので、借金が膨れ上がってしまう前に対策を講じましょう。

ギャンブルで一攫千金を狙う

ギャンブルで一攫千金を狙うというのも、絶対にやってはいけない行動の1つです。
借金の返済等で生活が苦しくなると、「この1,000円が1,500円にでもなってくれれば・・・」と考えてしまうのは不自然なことではありません。しかし、前提として、ギャンブルは儲かる方法ではないのです。逆にお金が減ってしまったら元も子もありませんので、ギャンブルでお金を増やそうとしないでください。

加えて、どうしても返済が継続できない場合、最終的には自己破産という手続きによって裁判所経由で借金を免除してもらうしか方法がありません。しかし、自己破産には免責不許可事由といって、免責が認められない事由が存在しています。その1つがギャンブルなどの浪費です。
ギャンブルで借金を増やしてしまった場合、自己破産をした場合に借金を免除してもらう許可が下りない可能性がありますので、返済原資を確保するためのギャンブルは絶対にしないでください。

未登録業者(=ヤミ金)の利用

返済がきついからといって、未登録業者、いわゆるヤミ金の利用は絶対にしてはなりません。
昨今では、様々な形態の闇金融業者が存在していて、表面上は取り立てが厳しくない業者も存在しています。しかし、やっていることは違法な利率での貸し付けであることに変わりはありませんので、今まで以上に返済苦に悩まされることになりかねません。未登録業者からの借入は、単なる一時しのぎにしかならないのです。

まとめ

借金の返済がきついと感じたら、まずは家計の収支状況を見直すことからはじめてみましょう。節約できる部分や不必要な出費を是正し、返済苦から抜け出しましょう。

それでも返済がきつい場合は、経済的に破綻している恐れがあるため、早急に司法書士や弁護士へ相談して、債務整理に着手してもらってください。債務整理であれば、借金の大幅の減額や免除といったことが可能となっていて、借金問題を根本から解決させられます。

債務整理には大まかに3つの種類がありますが、どの方法が適正かについては個々の事情によってまったく異なります。まずは無料相談を利用し、自身に適正な債務整理手続きを知ることからはじめてみてはいかがでしょうか。

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